2025年08月22日 スタッフブログ @>
箱館に入港した最初の外国船は
1793年(寛政5)6月、ロシア施設のラスクマン一行の入港・上陸でした。
松前藩が、最初にロシア船接近の報告を聞いたのは
1759年(宝暦9)の事、その後次第に千島列島伝いに南下し、
1778年にはロシアの商人一行が厚岸に来航し交易を求めましたが
当時の松前藩は、国法により交易できない事を通告しました。
その後も、1796年のイギリス船の虻田沖に来航した後、
津軽海峡を通過し、松前沖に姿を見せると城下は大騒ぎになるほか
アイヌを仲介とした事実上の交易開始などで
幕府も北方警備が急務であると悟り、それまで異域とされてきた蝦夷地を
直轄地とする大方針が決定されました。