2025年07月26日 スタッフブログ @>
津軽海峡と太平洋に面する自然環境豊かな函館市は
古くから先史時代の遺跡が数多く存在しています。
この地域に人が住み始めたのは、旧石器時代の終盤からですが
集落をつくり定住生活を営めるようになったのは縄文時代からです。
函館市で発見された遺跡の9割以上は縄文遺跡であり
比較的規模が大きいものが多いため、縄文遺跡の宝庫と言えるほど
豊富な発掘成果が得られています。
函館に縄文遺跡が多い理由は、海や川など水上交通の要所にあり
生活に必要な水や食料を得やすいと同時に、海岸段丘上の安定した地盤に
住居を構えることが出来たためと言われています。
河川では、亀田川・松倉川・汐泊川・大舟川・垣の島川・八木川などの流域付近は
大規模な縄文遺跡が存在するのに適した条件の場所です。
函館空港付近の海岸地帯は、水産資源を得やすい湊として
縄文人の生活に適した場所と考えられます。