2025年07月06日 スタッフブログ @>
函館の商業は、1859年(安政6)の箱館開港により
変貌したと言われています。
それまでの北海道の経済は、松前藩が仕切る江差・松前地域が
地位を占めていましたが、箱館開港に伴い全国各地から
造船、倉庫、海運に関わる人々が集中するようになりました。
明治時代に入ると函館は港湾商業都市として更なる成長、発展を遂げていきます。
1989年(明治22)には函館商工会が設立、1895年(明治28)には
函館商業会議所が開設されました。
経済の発展に伴い、銀行の設置も相次ぎ、1876年(明治9)に三井銀行函館支店、
1879年(明治12)に北海道に本店を置く最初の銀行として
百十三国立銀行(旧北海道拓殖銀行)の本店が函館で営業を開始しました。
1893年(明治26)には日本銀行の支店では大阪の次に古い歴史を持つ支店を
函館で開設しています。
人口の集積と経済発展が著しい函館には、丸井呉服店が函館十字街に百貨店を展開
金森森屋百貨店(旧棒二森屋)が開店するなど十字街を中心として
函館の文化や経済に大きな影響を与えていきます。