2025年06月29日 スタッフブログ @>
昭和30年代に入り、韓国産のスルメが出てくると
海外への輸出が振わなくなり
函館市の加工業界はスルメに頼った体制の見直しを迫られました。
この問題を打開したのがイカの珍味加工でした。
イカの珍味には、燻製やさきいかなどの乾燥珍味と
塩辛や松前漬などの濡れ珍味があります。
イカ珍味の製造業は、昭和30年代以降の函館における
最大の地場産業で、以降函館は全国でも有数の
珍味加工の産地になっていきます。
戦後の函館市にとって、イカの役割はとても大きく
1989年(平成元)には、イカが「市の魚」として制定されました。