函館市 イカの街への歩み

2025年06月28日 スタッフブログ

スルメイカの全盛時代

 

北洋漁業を失った後、函館経済をリードしたのが

 

スルメ(干しイカ)の加工業でした。

 

元々スルメ加工は道南地域で最も歴史ある地場産業のひとつで

 

戦後から急成長し、1953年(昭和28年)頃に全盛期を迎えています。

 

私の母方の実家が代々南茅部町の漁師でもあり、

 

スルメの干し作業が嫌で、漁師に嫁がず看護師になったというくらい

 

子供も労働力として使うくらいイカが採れて忙しかったと聞いています。

 

このイカ産業は、香港・シンガポール・台湾などの東南アジアに向けて

 

大量輸出されていたそうで、1951年に開設された函館海産物取引所は

 

世界で唯一、スルメの先物取引を行っていたほど、賑わっていたそうです。

 

函館市は、イカで外資を稼いでいたのですね。

 

 

 

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